独白



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その汗は嘘をつかない。


色素の薄い、肌理細かく触り心地の良い肌。
触れれば温かく 手に吸いつくように馴染み、程良い弾力を感じる。

その薄い脂肪の下には、形良く引き締まった筋肉。
関節は骨張っているし、線は少し細いけれど 鍛えられて均整のとれた身体。


乱暴に扱えば壊れてしまいそうなふわふわとした柔らかい女の身体とは全く違う。


骨格のまわりに、しなやかな筋肉の鎧を纏っている。
明らかに、男。

ドコにナニがあってどうなるか、なんて、
そんな事は 解っている。

オレと同じ、男の身体。

…なのになぁ、

お前に触れたい、と思うんだよなぁ、
お前は触れさせてくれるんだよなぁ、
触れると最高に気持ち良いんだよなぁ、
お互いに。
肌が合う、とはこの事か。


端正な顔。
真っ直ぐ見詰める双眼。
白く通った鼻筋、
の、下にある形良い唇、
…から紡ぎ出される、
耳触りの良い 落ち着いたトーンの声。
…が、

熱を帯び甘い喘ぎを上げながら、せつなげに何度も何度もオレの名前を呼ぶ。

当  麻
なァに?
なんだよ? どうして欲しい?
おねだり聞いてやるから 言葉に出してイってみな?
その声で、言えよ。

イク時の 必死に押さえながらそれでも漏れる甲高い声。
ぜぇんぶ聞こえているぜ?
出す時、最高にキモチイイんダロ?
お前、オレに擦りつけながら腰振っているもんな。
その時のお前、ヤバいくらいにエロい。

オレに興奮しているんだろ?
オレに感じているんだろ?
オレを感じているんだろ?
スゲェ嬉しい。
もっとやれよ。
もっと乱れろよ。
もっとバカになっちまおうぜ。

SEXの時のお前は反則だ。
普段の日常からは考えられないくらい対極にあるお前。
清廉潔白って何だ?
獣ダロ?

快楽に身を任せ、猥らで卑猥で淫靡で最高にイヤラシイ。
それでも最高に美しい。
淫乱な表情と 普段は絶対に出す事の無い甘い声で、
オレを絶頂へと駆り立て 煽る。

その声、
耳に残って仕方ねぇよ。
鼓膜にねっとりと纏わり付いて、離れない。
思い出すだけで、ゾクゾクする。

…そのくせ急に恥じらいを見せたりしやがって。
オレを翻弄させるの上手いよなァ、ホント。

…それ、計算でやっているのなら、アッサリ手玉に取られている事になるよなァ、オレ…。


その瞳はオレしか見ていない。
頬は朱く染まるし、
唇は甘く柔らかい。
金糸の髪 しなやかな肢体 背を伝う汗 其の全てが、
コレ、オレのだぜ?
たまんねぇ。

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可 愛 い と思ってしまうあたり。
…参っているんだよなぁ。

完全にイカれてる。

お前に関してだけは、素直に白旗を上げるよ。

降 参。
参りました。

完璧に、参ってる。





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出た、「智将」ならず「恥将」。しかも諦め悪い。w
羽柴がエロいのは標準装備であってほしいな、という希望。
そんで、まだまだカスタムすると良いと思う。
オプションで薬物とか。
ああ、でも、ノーマルの方が…
…もう本当、ウチの当麻さんおかしな人になっている…w 帰ってこい…